セフィロス先生vv 18
…ん…
いい匂いで目が覚めた。見なれた家の天井…
あれ?ここ客間じゃん?
「クラウド起きれるか?」

セフィロスの声?オレの家なのに…
そこまで考えて飛び起き…ようとして断念する。
痛む腰を騙しながら這うようにして、母のお骨の前で手を合わせる。

…母さんごめんなさい、あなたの息子はとんだ親不孝ものです…
夕べあれから、初七日までは何かと忙しいからと、セフィロスの家に行くのを断念し、
かといってオレを一人にできないからと、セフィロスは泊まったのだった。

客間の布団に潜り込んだのはオレ…

だって寂しくて寂しくてしょうがなかったんだ。
セフィロスは喪があける前におまえの母親の前ではマズイだろ?
と言ったけど、

…なら隣で寝るだけでいいよ。
…バカ、オレの理性がもつか!!
じーっと顔を見つめて一言
…だって、セフィロスの温もりが恋しいんだもん…
その一言でセフィロス撃沈、オレの勝ち!

勝ってどうすると突っ込まれそうだけど
その結果がこの腰痛というか、脱力感というか…
だって、あまりにもセフィロスの体温が心地よくて、指先と唇が優しくて…

最初加減してくれて、一度で止めようとしたセフィロスに、次をねだったのはオレ、
身体を綺麗に流そうと、抱いて連れてっれくれたふろ場で、身体をすり寄せて、セフィロスを刺激して続きをねだったのもオレ…

あれでセフィロス、加減がきかなくなっちゃったみたいだもんな…
今思うとよくあんな大胆なまねができたもんだ…顔から火が出るなんてもんじゃない。
電気がこうこうとついている明るいふろ場で、オレ両足思いきり広げてセフィロス誘ったもんな…

…だって恋しかったんだ…セフィロスに狂ってしまいたかったんだ…そして何もかも忘れてしまいたかったんだ…
…しかし、今日どんな顔してセフィロスの前にでればいいんだ?(///)

「おいクラウド…」
いつまでも返事がないのでひょいとセフィロスが覗きにきた。
「あ、セフィロス…おはよう…」
振り向きかけて顔を真っ赤にしてうつむいてしまう。

…か、かわいい…
パジャマのまんまで、上気した頬に、まだ少し潤んだ瞳、きゅっと結ばれた唇…
きっと夕べの、自分の痴態を思い出しているのだろう。
という事は、まだその身体にも余韻が残ってる?

セフィロスの理性は、すでに振り切れてしまってる。
夕べのクラウドは絶品だった。

眼に涙を浮かべながら、自分を誘うクラウド…
…セフィロス…寂しいんだ…寂しいんだ…

あの桜色の唇であえぎながらねだる声…
…ねぇ…セフィロ…ス…お願い…ねぇ…

明るい光の元に大胆に滑らかな肢体をさらし、みだらに身体を開いて自分を誘う…
…ねぇ…いやだよ…はやくきてよ…ねぇ…

幼い指先が伸びてきて自分からセフィロスに刺激を加え…
めまいがしそうなくらいの夢のような時間…

思わずそのまま抱締めてしまう。
「あ…」
クラウドの身体がぴくんと跳ねて、そのまま身体がぶるぶる震える。
「どうした?」
解ってるくせに凶悪に甘い声で耳元で囁きながら、ぺろりと首筋を舐める。
「…やん…あは…ダメ…セフィ…」

昨日散々嬲られ、快楽に晒された身体は、ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまう。
「何がダメだ?昨日あんなにオレを誘ったくせに…」
セフィロスの眼は完全にイッテしまってる。
「だって…朝っぱらから…あん…」
抗議しようとしたクラウドの唇を、自分の唇で塞ぎ、さんざん舌で嬲りながら、
もう既に、十分反応してるだろう可愛いクラウド自身をゆっくり愛でようと、
セフィロスがズボンの中に手を差しいれたとき、
ガシャーン!カラカラ…と音がして落ちてきたのはクラウドの母の遺影…

祭壇に向かい合っていたクラウドも、 後ろから抱き込んでいたセフィロスも 、
喪服を着てにっこり笑っているクラウドの母としっかり眼が合ってしまった。
すーーーーっと何かが引いていく…

バツが悪そうにセフィロスが呟く
「メシにするか?」
「そうだね…」

セフィロスは遺影を手にとると、割れてないのを確認して、もとにもどした。

ちょっと睨まれた気がする…

さすがに気が引けて、手を合わせて線香をあげた後に、 よたよたと立ち上がろうとしたクラウドを抱き上げる。
そして眼があうと二人で同時に笑ってしまった。

「おはようクラウド。」
「おはようセフィロス。」
ちゅっと音が出るキスをしたあと、二人は台所に消えていった。